下町フォント日記

佐藤豊オフィシャルブログ 2010〜2016

さぎょうしゃ

きのう掲載したブラック書体は根強い人気があって、今でも使用例をときどき見かける。
そんな昔に作った書体を使わないでくれ〜恥ずかしい、という気持ちもある。しかし、一度製品として発表してしまった書体を作者が回収することはできない。
需要があるかぎり何度でもいつまでも使われるのが書体作品の宿命だ。
下にリンクした画像はネット上で見つけた使用例だが、30年ほど前に国土交通省の車両担当者から文書で正式に使用許可を求めてきたもの。
これらの車両は私自身も見かけたことがあるし、いまでもブラック書体のひらがな文字が描かれた車両が、どこかを走っているかも…。

さぎょうしゃ
こくどこうつう省
さぎょうしゃ2


休日だが、セプテンバーDの仕事を少しでも進める。
幼い頃は2階の窓から見ていた富士山。姿が見えるとなぜか嬉しくなる。(コンデジ