下町フォント日記

佐藤豊オフィシャルブログ 2010〜2016

捨てる服から出てきた名刺

以下は漫画家佐藤秀峰氏の日記(06/27)から引用。

漫画家として活躍できるのは一握りで、まだ漫画業界にいる人もいれば、別の仕事をしている人もいて、僕にしたって、一生を漫画家として全うできるかは未知です。
常に生き残りを賭けて仕事をしています。


そう、私も常に生き残るために仕事をしてきたよ。一瞬だけ光って消えていく人も多いから。

31年前、結婚記念写真を撮ったときに着用したスーツを廃棄。
これで、手持ちのスーツは3着だけになった。それも2着は冠婚葬祭用の礼服だ(笑)。


服を捨てる前にポケットを調べたら、酒井さんの名刺が出てきた。
ずいぶん昔の石井賞授賞パーティで会ったときに貰ったのだな。
「明石」という書体のデザインをしたのが酒井さんだったと思う。
この写真のメガネの下にあるのは、1971年に東京と大阪で催された第3回日本レタリングデザイン展の作品集。